「まだエースの入り口ぐらい」——この言葉を、優勝直後に言える選手が何人いるだろうか。
4月24日、神奈川・レモンガススタジアム平塚。第95回日本学生対校選手権(日本インカレ)男子1万メートルで、早稲田大学3年の山口竣平が27分59秒47という自己ベストで独走優勝を果たした。4000メートル手前からただ一人が前に出て、後続を一切寄せ付けない「一人旅」——その走りは、陸上ファンだけでなく、スポーツ界全体に衝撃を与えた。

Google Trendsで検索ボリューム1000+を記録し、SNS上でも「早稲田に化け物がいた」という声が相次いだ。この記事では、山口竣平とはどんな選手なのか、その歩みから今後の可能性まで、徹底的に掘り下げていきたいと思う。
山口竣平(やまぐち しゅんぺい)は1月15日生まれ、石川県金沢市出身の早稲田大学スポーツ科学部3年生。日本インカレ1万mで27分59秒47の学生トップクラスの記録を樹立し、時点で最も注目される長距離ランナーの一人となっている。
山口竣平のプロフィールと競技歴:石川から全国へ
Wikipedia「山口竣平」によると、彼は石川県金沢市出身で、中学は津幡町立津幡南中学校、高校は長野県の名門・佐久長聖高等学校へ進んだ。身長168cm・体重54kgというコンパクトな体格ながら、長距離走においては驚異的なスタミナと後半の爆発力を持つ。
正直、最初にプロフィールを見たとき、「石川から長野の高校へ?」と思った人も多いはずだ。しかしこれは、佐久長聖が全国区の駅伝強豪校であることを知れば納得がいく。全国から精鋭が集まるこの環境で磨かれた走力が、今の山口竣平を作ったと言っても過言ではない。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| フルネーム | 山口 竣平(やまぐち しゅんぺい) |
| 生年月日 | 1月15日(20歳) |
| 出身地 | 石川県金沢市 |
| 出身高校 | 佐久長聖高等学校(長野県) |
| 大学 | 早稲田大学スポーツ科学部(3年) |
| 身長 / 体重 | 168cm / 54kg |
| 専門 | 長距離走(5000m・10000m) |
| 自己ベスト(10000m) | 27分59秒47(4月24日) |
高校時代:全国高校駅伝3年連続出場という実績
山口竣平の高校時代は、まさに「積み上げの3年間」だった。
1年次()は全国高校駅伝7区・区間5位(14分32秒)でデビュー。まだ主役ではなかったが、2年次には一気にステージが変わる。の全国都道府県対抗男子駅伝(ひろしま男子駅伝)では4区で区間新記録をマークし、大会MVPを受賞。「長野の4区に何者かがいる」という話題を全国に広めた瞬間だった。
そして3年次()。全国高校駅伝で佐久長聖が大会新記録で優勝を果たし、山口は3区で日本人1位の区間3位というタイムをマーク。チームの優勝に大きく貢献した。都道府県対抗駅伝でも5区区間賞を獲得し、長野チームの2連覇に貢献している。
の全国高校駅伝で佐久長聖が大会新記録で優勝した際、山口竣平は3区を担当し日本人1位の区間3位を記録。同じチームには後に順天堂大学へ進んだ吉岡大翔もいた。日本インカレ2026では、その吉岡が2位に入り、2人の高校同期が1・2フィニッシュを争うドラマチックな展開となった。
大学1年次:三大駅伝デビューと箱根3区3位
早稲田大学に進学した山口竣平は、1年次から三大駅伝すべてに出場するという快挙を達成する。出雲駅伝では3区・区間11位と課題を残したものの、全日本大学駅伝5区では区間3位と巻き返した。
そして第101回箱根駅伝(1月)では3区に出走。駒澤大学の谷中晴と激しく競り合い、最終的には先着されたものの区間3位・1時間01分15秒という好記録を残した。早稲田大学は往路3位・総合4位に入り、山口はその立役者の一人となった。
彼自身のブログ(早稲田大学競走部「あの日々を、強さにかえていけ」)には、「中学生の卒業文集から綴ってきた箱根駅伝という舞台」という言葉がある。夢を追い続けた少年が、ついにその舞台に立った瞬間だった。
山口竣平が日本インカレ2026で見せた「一人旅」の衝撃
4月24日の日本インカレ1万メートル——正直、ここまでの独走は予想していなかった。
レースは4000メートル手前で山口竣平が前に出ると、そのまま誰も追いつけない展開に。後続との差は広がり続け、最終的に27分59秒47という自己ベストでゴールテープを切った。これは学生トップクラスの記録であり、「まだエースの入り口ぐらい」という優勝コメントが逆に恐ろしく聞こえるほどの内容だった。
「強さの証明ができた。でもまだエースの入り口ぐらい」——山口竣平(日本インカレ優勝後コメント、読売新聞より)
2位には順天堂大学の吉岡大翔が入った。吉岡は山口の高校時代の佐久長聖チームメイトであり、「ラストイヤーは勝って終わりたい」と語っていた強豪だ。その吉岡をも後方に置いての独走は、山口の現在地を如実に示している。
山口竣平の27分59秒47という記録は、10000mにおいて「28分の壁」を突破したことを意味する。この壁は多くの大学生ランナーが目標とする一つのマイルストーンであり、突破できる選手は限られている。
山口竣平の自己ベスト記録一覧(4月現在)
| 種目 | 自己ベスト | 達成時期 |
|---|---|---|
| 1500m | 3分55秒75 | — |
| 3000m | 8分03秒80 | 3月 |
| 5000m | 13分32秒53 | — |
| 10000m | 27分59秒47 | 4月24日 |
| 5km(ロード) | 13分57秒 | 9月 |
特筆すべきは、10000mの自己ベストがわずか2年間で大幅に更新されている点だ。大学1年次()の選考会での記録は29分11秒26。それがには27分59秒47まで縮まった。約1分12秒の短縮——これはただ「速くなった」のではなく、選手としての根本的な変化があったことを示唆している。
2年次の試練:疲労骨折を経て強くなった理由
度は、山口竣平にとって苦しい一年だった。出雲駅伝の4日前に大腿骨疲労骨折が判明し、出雲・全日本の両駅伝を欠場。第102回箱根駅伝(1月)では3区に出走したものの、区間8位・1時間01分54秒と1年次より後退する結果となった。
しかし、この「2か月間の競技離脱」が彼を変えた。
彼自身のブログによれば、怪我で走れない期間に「なぜ陸上を続けているのか」「誰のために走っているのか」と何度も自問自答したという。その中で行き着いた答えは、両親・恩師・そして箱根駅伝を生で観戦することを夢見ていた祖母への恩返しだった。
この経験が、春の爆発的な成長の土台になっていると私は見ている。技術や体力だけでは説明できない「走る理由の強さ」が、彼のパフォーマンスに宿っているのだ。
疲労骨折は長距離ランナーにとって特に多い怪我の一つ。山口竣平のケースは「自分を追い込み続けた結果」とも語られており、若いランナーが練習量を増やす際には体のサインを無視しないことが重要だ。
山口竣平の今後:箱根駅伝エースへの道と日本代表への期待
現在3年生。あと1年、早稲田大学での競技生活が残っている。
27分台を叩き出した今、誰もが気になるのは「次の箱根駅伝でどの区間を走るか」だろう。これまで3区を2年連続で走ってきた山口だが、エース区間と言われる2区への起用も十分にあり得る。花田勝彦監督がどんな構想を描いているか、秋のロードシーズンに向けて目が離せない。
さらに視野を広げると、将来的な日本代表・国際舞台への期待も高まる。27分台は世界の長距離ランナーと戦うための入り口となる水準であり、山口がまだ20歳であることを考えると、その伸び代は計り知れない。
- 秋の出雲・全日本大学駅伝:疲労骨折から復活した今年、全三大駅伝制覇を狙う
- 第103回箱根駅伝(1月):最終学年で2区エース起用の可能性も
- 日本選手権・世界陸上選考:27分台の記録があれば標準記録突破も視野に
- 卒業後のキャリア:実業団への進路が最有力で、日本長距離界の中核を担う存在へ
MaxePro 數位娛樂でも、日本スポーツ界で注目を集めるアスリートたちの動向を追い続けているが、山口竣平は間違いなく「これからの10年」を語る上で外せない名前になるだろう。

スポーツの世界では、記録よりも「その記録を出したときの状況」が重要だったりする。疲労骨折を経験し、自分の存在意義を問い直し、それでも前に進んだ選手が27分台を叩き出す——この文脈があるからこそ、山口竣平の走りは多くの人の心を動かすのだ。
ちなみに、スポーツの熱さという意味では、世界各地で様々なドラマが同日に生まれている。桑德蘭 0-5 諾丁漢森林|英超聯賽 第34輪のような圧倒的なゲームも、山口竣平の「一人旅」と同じ日に起きていたのは偶然ではない気がしてしまう。スポーツの神様は、いつも同時多発的に奇跡を用意しているのかもしれない。
よくある質問(山口竣平について)
山口竣平は箱根駅伝2026でどんな成績を残したのか?
第102回箱根駅伝(1月)において、山口竣平は早稲田大学の3区に出走し、区間8位・1時間01分54秒の成績を残した。前年(第101回)の区間3位・1時間01分15秒と比較するとやや後退したが、これは出雲駅伝前の疲労骨折からの回復途中という状況での出走だったことが背景にある。それでも主要区間で走り切ったことは、チームへの貢献として評価されている。
山口竣平の27分59秒47という記録は学生レベルでどのくらいすごいのか?
10000mで27分台を出せる大学生ランナーは日本全体でも非常に限られており、学生長距離界のトップクラスに位置する記録だ。28分の壁を突破することは多くのランナーにとって一つの大きな目標であり、これを達成した20歳の選手は将来の日本代表候補として注目を集める。4月24日の日本インカレで記録されたこのタイムは、実業団・国際舞台を見据えても十分に競争力がある水準といえる。
山口竣平が早稲田大学を選んだ理由や佐久長聖との関係は?
山口竣平は長野県の強豪・佐久長聖高等学校で全国高校駅伝3年連続出場を果たし、その後、花田勝彦監督率いる早稲田大学競走部に進学した。佐久長聖は早大との繋がりが深く、先輩たちが進んだ実績もある。また、早稲田大学競走部の公式プロフィールによれば、彼の目標は端的に「なんとかする!」と記されており、チームへの献身と勝負へのこだわりが感じられる。
山口竣平と吉岡大翔はどんな関係で、日本インカレでの対決はどうだったのか?
吉岡大翔は山口竣平の佐久長聖高校時代のチームメイトで、の全国高校駅伝優勝メンバーの一人。大学では順天堂大学に進み、山口とは別々の道を歩んだが、の日本インカレ1万メートルで再び同じレースで対峙した。結果は山口が独走優勝・吉岡が2位という形となり、高校同期の2人が学生長距離界のトップを争うドラマチックな展開となった。吉岡はラストイヤーで「勝って終わりたい」と語っていたが、山口の壁は想像以上に高かった。
山口竣平の今後の出場予定や注目すべき大会はどれか?
秋以降、最も注目されるのは出雲駅伝・全日本大学駅伝・第103回箱根駅伝(1月)の三大駅伝だ。3年次(度)は疲労骨折で出雲・全日本を欠場したため、秋は全三大駅伝への出場が期待される。さらに日本選手権など個人種目での活躍も視野に入り、4年生として集大成のシーズンを迎える山口竣平から目が離せない。
「まだエースの入り口」と言い切れる選手が、本物のエースになる瞬間をこれから一緒に見届けよう。次の三大駅伝シーズン、山口竣平がどんな走りを見せるか——今からカレンダーに印をつけておいて損はない。
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